どんな世界にも専門用語はあります。
飛行機撮影の世界も例外ではありません。
ここでは、私が飛行機撮影を続ける中で知った専門用語をまとめていきます。
飛行機撮影に関することば 用語集
あ行
【アンコリ(あんこり)】
アンチ・コリジョン・ライトの略。
【アンチ・コリジョン・ライト(あんちこりじょんらいと)】
か行
【機体番号(きたいばんごう)】
【見学デッキ(けんがくでっき)】
空港に設けられた飛行機を見るための場所。ターミナルビルの屋上階にあることが多い。出発ゲートの外側にあるためだれでも(飛行機へ乗らない人でも)利用できる。基本的に無料。
24時間開放されている場所もあれば、開放時間が決まっている場所もあるため、行く前には開放時間を忘れずに確認したい。
似た名前として「展望デッキ」がある。おおよそ次のような使い分けがされる。
展望デッキ | 滑走路の近くにある。 離着陸する飛行機を間近に見ることができる。 |
---|---|
見学デッキ | 滑走路の近くにない。 駐機している飛行機を見ることが出来る。 離着陸する飛行機を見ることは難しい。 |
【コール・サイン(こーるさいん)】
→ コール・サイン
さ行
【ジャンボ(じゃんぼ)】
エンジン4基を備えるボーイング社の王道旅客機「747」
ジャンボという愛称は、初飛行でロンドンに飛んだとき、現地の記者によって名付けられた。当時ロンドンの動物園で人気だった象の名前がジャンボだったことに由来する。ボーイング社は「空を飛ぶイメージではない」と否定に紛争したが世界中に定着してしまい、自らジャンボと呼ぶようになった経緯がある。
747は日本のエアラインでも利用されてきたがすべて退役している。なお現在でもルフトハンザなどが使っており、日本の空港でもまだ見ることはできる。とはいえ近い将来退役することになる絶滅危惧種に違いないわけで、機体マニアとしては貴重な姿を写真に収めておきたい(もうた多くの人がたくさん撮っていると思いますが)。
【スカパー(すかぱー)】
伊丹スカイパークの俗称。伊丹空港B滑走路に沿うように設置されている、全長1.2kmの細長い公園。
【スポッター(すぽったー)】
スポッティング写真を撮る人。
【スポッティング(すぽってぃんぐ)】
→ スポッティング
【千里川土手(せんりがわどて)】
ヒコーキファンの聖地のひとつ。
伊丹空港の滑走路の先端に位置し、頭上をかすめるように飛行機が通過していくため、飛んでいるヒコーキを間近に見られるスポット。
駐車場がなく伊丹空港からタクシーで行くのが良いとされてきたが、2018年ついに待望の駐車場がオープンした。
ヒコーキ書籍「今日もヒコーキに会いに行く」や「前略 雲の上より」でも紹介されていて、飛行機好きなら行っておくべき場所のひとつのように感じる。
【空美(そらみ)】
ヒコーキ好き女子に対する愛称。空美の第一人者として、ジャーナリスト・写真家のシカマ・アキさんが有名(参考:シカマ・アキさんのサイト「世界ソラ旅」)。
た行
【退役ふらいと(たいえきふらいと)】
→ラストフライト
【展望デッキ(てんぼうでっき)】
空港に設けられた飛行機を見るための場所。ターミナルビルの屋上階にあることが多い。出発ゲートの外側にあるためだれでも(飛行機へ乗らない人でも)利用できる。基本的に無料。
24時間開放されている場所もあれば、開放時間が決まっている場所もあるため、行く前には開放時間を忘れずに確認したい。
スポットに駐機している飛行機や、離着陸する飛行機の姿を見ることが出来る。
安全上の理由からワイヤーフェンスが設置されていることが多い。フェンスにはカメラののぞき窓が用意されている場所もあり、そのような場所では、レンズをぐいっと差し込むことでフェンスに邪魔されずに写真を撮ることができる。
似た名前として「見学デッキ」がある。おおよそ次のような使い分けがされる。
展望デッキ | 滑走路の近くにある。 離着陸する飛行機を間近に見ることができる。 |
---|---|
見学デッキ | 滑走路の近くにない。 駐機している飛行機を見ることが出来る。 離着陸する飛行機を見ることは難しい。 |
【特別塗装機(とくべつとそうき)】
な行
【流し撮り(ながしどり)】
スポーツ写真などでもよくある、背景を流して被写体をピタリと止める撮影法。具体的には「スローシャッターに設定し、カメラを飛行機の動きに合わせて振りながらシャッターを切る」のだが、慣れるまでは難しい。何度か繰り返すと感覚がつかめてきて楽しくなってくる。
↓楽しくなってきてそれなりに撮れた一枚(精進します)
【ナナハチ(ななはち)】
ボーイング787の俗称。
は行
【ヒコーキ欠乏症(ひこうきけつぼうしょう)】
飛行機エナジーが不足している状態。飛行機を見ることで回復する。空港へ行くのが早い。ただし重篤な場合、見るだけでは不十分で、楽しい楽しい飛行機撮影など、特効薬が必要となる。ライフがゼロになる前に空港行きましょう。お薬飲みましょうねーということで「空港へ行く」を定形イベントとしてGoogleカレンダーに登録してしまうのが◎。
【ベイパー(べいぱー)】
ヒコーキ雲の一種。飛行機のエンジンの排気から発生する。
【フォネティック・コード(ふぉねてぃっくこーど)】
ま行
【みぞか号(みぞかごう)】
天草エアラインが保有する、かわいくいるかペイントされた機体。
や行
【ゆめジェット(ゆめじぇっと)】
特別塗装機のひとつ。
過去に就航していた特別塗装機で現在は存在しない。
ANA創立60周年記念として制作。デザインは世界36カ国から7042作品の応募があり、その中から選ばれた大賞の作品で塗装された。機体はボーイング767-300型機。
ら行
【ラストフライト(らすとふらいと)】
その機体にとって最後のフライト。
全機退役となるときには記念イベントが開催されることもある(参考:ボーイング747-400型機・退役フライトのお知らせ)。
【ランウェイチェンジ(らんうぇいちぇんじ)】
離着陸する滑走路が変更されること。風向きの変化や機長からのリクエストによることが多い。航空無線を聞いていれば事前に知ることができる。
ランウェイチェンジが発生すると、離陸と着陸の侵入経路が逆転してしまうため、期待する写真を撮れなくなってしまうことも多くツライ(速くに察知し短時間で移動する手段があれば追いかけるのもまた一興)。とはいえ空港も飛行機も生き物である。変化を楽しみ迎合できる心を持ちたい(自己暗示)
空港の展望デッキのように滑走路の中央付近を見られる場所であれば、ランウェイチェンジが起きても影響は少ない。
【ランチェン(らんちぇん)】
ランウェイチェンジの略。
【レジスタ(れじすた)】
→機体番号
【レジ番号(れじばんごう)】
→機体番号
わをん
【ワンワールド(わんわーるど)】
航空連合のひとつ。JALやアメリカン航空などが加盟している。one worldの文字を装飾した特別塗装機もある。
アルファベット
O
【one world】
→ワンワールド
P
【PBB】
搭乗橋。パッセンジャー・ボーディング・ブリッジの略でターミナルビルから飛行機に乗客を乗降させるための設備。
用語集作成にあたって
- 本や他のサイトの丸写しにはならぬよう自分のことばで書くようにしています。
- その際には自分のもっている知識や思い出を添えて綴るようにしたいと思います。
- 説明のために必要な写真があれば撮りにいき、あったら理解しやすいと思えば図を作ります。
- 用語集の充実は、自分の飛行機撮影ステップアップの軌跡でもあります。知ったことがあればどんどん追加していきます。
参考文献
ことばに出会えた本、ことばの意味を調べるために参考になった本などを紹介します。
感謝の気持ちを込めて。
- ボーイングVSエアバス熾烈な開発競争(谷川一巳:著)
- 今日もヒコーキに会いに行く(蘭木流子:著)
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